東京大工塾では、来春、大工技能系の専門学校を卒業する生徒の求人活動として以下の学校訪問を行いました。

  • 5/29 仙台工科専門学校
  • 6/15 新潟工科専門学校
  • 6/16伝統文化と環境福祉の専門学校(佐渡市)
  • その他に 髙木、長岡で 6/5 専門学校中央工学校及びものつくり大学

仙台工科専門学校では建築デザイン学科・大工技能学科を統括する学科長に面談しました。学科長のお話しでは「毎年40人程が卒業しますが卒業時には2級建築士の受験要件と実力を習得しています。木造2階建てを担当できる技能も身に付けてますから、職業訓練校への通学は不要だと思います」との意見でした。

一方就職については、ここ数年売り手市場で6月の就職活動後すぐに大半の生徒は内定をもらってるとのこと。

具体的には、大手ハウスメーカーの支店、東北エリアの有力ビルダーは毎年のことですが、最近は東京のパワービルダー系住宅会社数社に就職する生徒も多いそうです 更に、就職後の職種は木工事の技能を活かす技能職だけではなく、半数は現場監督等の管理業務に就いてるようです。

新潟工科専門学校でも、進路相談室長と面談しましたが、折角の木工事技能とは関係のない現場監督等の管理業務に就く場合が多いようです。

東京大工塾としては、このような状況を踏まえて、「私たちが求めている塾生は木工事の技能を基本から学び、数年後には棟梁代理として、真壁造、太鼓梁、入母屋等の部材について、墨付・手刻みができ加えて和室の造作ができるまでの技能を求めてる生徒です」ということを強くアピールして、日本の伝統技能を活かした いい木造住宅を作りたいという若者に入塾してもらうことだと思います。

ものつくり大学園庭

専門学校中央工学校の建築係の先生方と面談する事務局の髙木

専門学校中央工学校で実技授業を受ける1年生の生徒さん