皆様こんにちは、東京大工塾 事務局です。

2018年2月2日に会員向け勉強会を開催致しました。

内容は、第1期生を社員雇用した会員工務店2社の社長が語る大工の採用と育成方法についての講演です。

 

(株)ハウステックス 佐藤義明社長(当会理事長)は第1期生2名を雇用し、育成を開始。

自身が大工だったこともあり、昔の大工志願者の育成と現代の大工志願者の育成方法の違い等を、実体験を基に説明。

同社と付き合いの長い手間受け大工の中でも、特に信頼のおける大工を親方に付け、OJTでの育成を行っている。

当会が義務付けている東京建築高等職業訓練校への通学も併せて行うことで、現在の現場では扱うことの少なくなった

道具や技能を身に付けることができ、柔軟な現場対応力が養えるという。

又、採用に至るまでの求人方法等についても説明をしたうえで、会員工務店へ積極的な求人による採用を呼び掛けた。

 

自身の大工体験を交え説明を行う佐藤社長

 

岡庭建設(株) 岡庭伸行社長は当会所属以前より大工の社員化を行っており、東京大工塾第1期生として2名の

工業高校新卒者を大工として社員雇用した。

今でこそ社員大工が社内にいることで、「社員が社員大工を育てる」といった仕組みが構築されているが、大工の社員化を

始めた当初は退職等により1人目を一人前に育て上げるまでの苦労は多々あったとの事。

しかしながら1人目が育ってしまえば、社員の先輩として大工技能を指導できる為、育成に対する不安要素はなくなるという。

第1期生の指導役につけた社員大工は同社で10年以上大工を続けるベテランでこれまでも育成担当としての役割を担ってきた。

 

先輩社員大工による新人大工育成の仕組みについて説明する岡庭社長

自身の習熟度について説明する第1期生若生君

 

勉強会後の新年会では第1期生も交え会員同士の交流を深めていただきました。

写真左側2名が第1期生(左から若生君・土屋君)

現時点で大工の社員雇用未経験の会員工務店の殆どは、求人・採用・育成について頭を悩ませている為、

事務局としても継続して勉強会の開催を行いたいと思います。

当会ご興味のある方は是非、事務局までお問い合わせください。